新米とは?

新米がおいしい季節です!

ところで、「新米」とは具体的にどのようなお米のことをいうかご存じですか?収穫されたばかりのおいしいお米、というイメージはあると思いますが・・


実は、農林水産省玄米及び精米品質表示基準では、玄米や精米に「新米」表示は基本的には禁止されています。
「基本的には」という部分がポイントです。

次の玄米および精米については例外として「新米」と表示してもよいことになっているのです。
●玄米:収穫された年の12月31日までに包装されたもの
●精米:原料となる玄米が収穫された年の12月31日までに精白され包装されたも


ちなみに、お米の収穫は東北では10月頃、九州では11月頃に行われます。

この時期、稲穂についたお米は、黄金色のもみ殻でおおわれています。
収穫した後、もみ殻を取り除いたものが玄米と呼ばれます。さらに、玄米のヌカ(外果皮と種皮)や胚芽(*1)などを取り除き、胚乳(*2)だけにしたものが精米です。このように玄米から精米にする工程を精白といいます。
*1:将来、芽になる部分
*2:発芽のための栄養となる部分


私たちの多くが普段食べる白いお米は精米です。おもにでんぷんとたんぱく質でできています。
もちろん、玄米のままでも食べられます。玄米の特徴であるしっかりとした歯ごたえや独特の香りを好む人もいるでしょう。


ところで、お米はいつまでに食べきればよいのでしょうか?
お米には、消費期限・賞味期限の代わりに、精米年月日が表示されています。
どんなにおいしいお米であっても、保管中に風味は損なわれていきますので、この精米年月日を参考に、食べきれる分量だけを少しずつ購入するとよいでしょう。冬は常温で2〜3ヵ月、夏はおよそ3週間が精白したての味が保たれる期間だと言われています。


また、玄米についているヌカや胚芽には脂肪が含まれるため、玄米はより劣化しやすくなっています。なので、玄米は冷蔵庫で保存することをおすすめします。