「添加物の安全性〜実際の食品を例に〜」(11月25日)開催

11月25日、living design center OZONEにてセミナー「添加物の安全性〜実際の食品を例に〜」を開催しました。
子育て世代の方を中心にという企画でしたが、当日は様々な世代の方がご参加くださりました。


今回は食品添加物について、以下のようなお話をしました。

●スーパーにある「無添加」と書かれた食品
表面に「○○不使用」「○○無添加」とかかれている食品の原材料表示を見て、そうした食品でもあらゆる添加物をひとつも使っていないとは限らない、ということを知りました。

●具体例(1)クッキーの添加物
クッキーの原材料表示を見て、どのような添加物が使われているかを確認しました。また、手作りクッキーの材料にある、ココアパウダー、ベーキングパウダー、バニラエッセンスは、添加物ではどれにあたるのかをクイズ形式で考えました。

●具体例(2)ハム・ソーセージの添加物
発色剤入りのハムと発色剤なしのハム(無塩せきハム)を会場内で回し、肉の色の違いや賞味期限の違いなどを確認しました。

●添加物の安全性
まず、LD50(半数致死量)という指標を使い、自然毒や普通の食品中の成分、そして添加物の毒性の強弱を比べました。それから、添加物のADI(一日摂取許容量)の決め方をお話し、私たちが日常的に摂取している添加物の量はどの程度か、調査データを見ながらお話しました。

●添加物に関する疑問 
「添加物は体の中で蓄積しないのか?」と「添加物同士は相互作用しないのか?」の二点についてお話しました。


終了後には、
「添加物は量が制限されているから安全だという話だったが、カップラーメンやハンバーガーを毎日食べたら必ずがんになるという話は本当か?」(健康のためには添加物というより栄養バランスや食べる量の方が大切とお話しました。)
「本で読んでも頭に入りにくいことを直接話で聞くとわかりやすかった」
「今回の食品添加物のような話は見つけられなかったので貴重だ」
といったご質問やコメントをいただきました。



参加してくださった皆さま、そしてスタッフの皆さま、ありがとうございました。


次回は2月24日(木)の10:45〜11:45に、OZONEにてセミナー「安心な食生活のために〜食品表示の見方編〜」を開催予定です。お申込み法などはこちらをご覧ください。