ぎんなん
寒くなってきました。。歩いているとイチョウの木が黄金色に変わっていく姿を目にし、秋から冬にむかっているな〜と感じます。
お天気のいい日はこのイチョウの葉っぱの色がなんとも言えずきれいです。
この色の変化の仕組みをご存じですか?
イチョウの葉っぱはクロロフィル(葉緑素)が分解されることによってあの黄金色になっているのです。
イチョウの葉にはクロロフィルのほかに、カロテンやルテイン等の黄色の色素が含まれています。秋になるとイチョウの葉に含まれるクロロフィルは次第に分解して減少する一方、カロテンやルテイン等は分解されません。
その結果、葉に含まれるクロロフィルとカロテン・ルテインのバランスが変化し、私たちの目には黄色く見えるようになるということなのです。不思議なメカニズムですね。
みなさんもご存じの通りイチョウは見て美しいだけでなく、おいしい実もなる木です!
ほろ苦くもちもちっとした触感がたまりません。
子どものころはあまりお箸がすすまなかったのですが・・・それもそのはず、毒性物質が含まれる食品なのです。
ぎんなんは、古くから漢方薬にも利用されるくらい、たんぱく質やアミノ酸をバランスよく含む栄養価の高い食品です。その一方で、毒性物質が含まれているため、一度に多く食べた場合は、吐き気・下痢・呼吸困難などをひきおこす事があるそうです。
一食当たりの適量は、一般に大人で7〜10粒くらい、子供は5粒ほどと言われています。好きな方は平気でたくさん食べますが、食べすぎには気をつけたいですね。