2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧
「和牛」と「国産牛」はどちらも日本で育てられた高級な牛肉のイメージがありますが、実はこの二つが指すものは違います。 和牛は日本の牛、であるといえばそうなのですが、こちらはあくまで品種の問題です。業界の自主ルールである「食肉の表示に関する公正…
4月23日に東京都立食品技術センターの第一回講演会が行われました。講演は、味覚のお話と産地・品種判別技術のお話という二部構成でしたが、今回は「おいしく味わう体のしくみ」というテーマで畿央大学教授の山本隆氏により提供されたお話の中で知った豆知識…
みなさんご存知でしたか? ソーセージの袋がふくらんでいる理由・・・これにはちゃんとした意味があるのです! 実は・・これは保存性を高めるためなのです!保存性を高めるとはつまり、腐敗や変敗を遅らせるということです。食品は生ではもちろん、加工品であ…
今回は、野菜のことが分かる実用的な「辞典」のような本をご紹介します。「からだにおいしい野菜の便利帳」は板木利隆氏が監修を務め、2008年に高橋書店から発刊されました(207ページ、定価1,365円)。 一見よくある野菜のレシピ本のようですが、この本の主…
工芸茶って聞いた事ありますか? 工芸茶とは、手作業でひとつひとつ集めた茶葉を糸で縛り、その中に花を入れて丸くした中国のお茶です(花が入っていないものもあります)。見た目はまるで毬のよう! お茶自体は以前ブログでもご紹介したさんぴん茶(ジャスミ…
2010年4月21日に、食用塩公正取引協議会が定めた、優良誤認を防ぐための塩の表示ルールが始まり、天然塩や自然塩などの表示が禁止となりました。 食用塩公正取引協議会とは、塩の製造業者などが会員になっている業界団体です。なので、今回の表示ルールは世…
みなさんは安全な食品と安心な食品、どちらを選びますか?安全・安心というように、安全と安心はひとくくりにして使われることが多くあります。しかし本当は、この二つには意味の違いがあります。 普段のスーパーでの買い物や食事ではあまり気にすることがな…
今回から定期的に、私たちが普段記事を書くときに参考にしている本をご紹介しようと思います。 第一回目の今回は、どなたでも気軽に読める本「食べちゃダメ?」です。弊社代表の正木英子が監修を務め、2003年に小学館から発刊されたものです(191ページ、定…
桜餅の次は・・・ 4月も中旬になり、和菓子屋さんで目にする柏餅。端午の節句(こどもの日)を前にしてちらほら売られ始めています。柏餅は上新粉とくず粉(片栗粉)を混ぜて作ったしんこ餅にあんをはさみ、柏の葉で包んだお菓子です。 柏餅が日本の歴史に登…
生活環境研究所ブログは毎月18日が振り返りの日です! 今月の18日はお休みにあたるので、ちょっと早いですが、今日はこの一ヵ月間によく読まれた記事をご紹介したいと思います。まだ読んでいない記事がある方は、ぜひこの機会に見てみてください。 まず…
昨日は、植物性のアクについて書きました。ほうれん草やたけのこなど、アクの成分が多く含まれている野菜でも、ゆでることでその多くは除去できるということでしたね。 今回はそれらの効果的なアク抜き法についてご紹介します。 ☆ほうれん草 ほうれん草に含…
鍋料理や煮込み料理を作るときに、スープに浮かぶ白い泡のようなもの。ほうれん草やたけのこなどに多く含まれているもの。 ・・・今回はそんなアクについてのお話です。アクは「取り除いた方がいいもの」ということは知っているかもしれませんが、その正体を…
いよいよ新茶の時期がやってきます!まだ少し早いのでは?と思う方もいるかもしれませんが、実は沖縄や屋久島、種子島からはすでに新茶が届いています。 写真. 沖縄新茶のさえみどり 新茶とは、その年の一番初めに育った新芽から作ったお茶のことで、その時期…
日本食糧新聞社が主催しているファベックス2010(4月7日〜9日)に行ってきました。ファベックスは惣菜や弁当、中食、外食業界の専門展示会です。広い会場内は、食材や調理済食品、調味料などのほか、包装容器や冷蔵庫などの厨房機器やソーセージを作る機械、…
関東では桜がほぼ満開です。今日は4月1日ということで、フレッシュな気持ちで部屋や心の空気を入れ替えている方が多いかもしれませんね。弊社も今一度気を引き締め、今後も食品科学の情報をより分かりやすく伝えていきたいと思います。 さて、新年度早々とな…