メープルシロップ
赤く色づくカエデを目にし・・・
頭に思い浮かべたのはメープルシロップ。
といっても日本のカエデからは作られませんが・・・。
メープルシロップは、主にカナダ南西部〜アメリカ北東部で育つサトウカエデからとれる樹液を濃縮して作られています。
カナダの国旗にはサトウカエデが描かれていますね。
紅葉した赤いカエデとセットで連想するので、秋がメープルシロップの旬なのかとイメージしてしまいますが、実は旬は春なのです!3月〜4月が収穫期です。
極寒地に育つサトウカエデは冬の寒さを乗り切るために樹液の糖度を高め、大変甘くなります。
春の訪れと共に昼夜の寒暖の差が大きくなると樹液は幹の中を移動し、抽出しやすくなるため、この時期に採取するのです。
そして、一滴一滴集めた樹液を煮詰めて琥珀色にしていきます。
1リットルのメープルシロップを作る場合、約40リットルの樹液が必要です。
ところで、メープルシロップには等級があることをご存じですか?
色の薄い方から、エクストラライト→ライト→ミディアム→アンバー→ダークとなります。
この分類は品質の差ではなく透明度によるものです(色の薄い方が繊細な風味、濃い方はカラメルの香りが強くコクがある)。使用する料理や好みで選ぶといいかもしれません。
今回はアイスクリームにかけてみました。
日本でメープルシロップと言われているものは、コーンシロップや砂糖などで作られたメープル「風味」のものが多いので、表示を確認してみてください。
メープルシロップは、はちみつや砂糖に比べカロリーが低いという特徴があります。
栄養成分についてはこちらをご覧ください→ 独立行政法人国立健康・栄養研究所「『健康食品』の安全性・有効性情報データベース」