リンゴ

明日はクリスマス。

街はクリスマスモードで赤と緑の色彩が目に飛び込んできます。



ツリーの飾りにも使われることがあるリンゴは、収穫時期が8〜11月で今よく出回っている果物です。


リンゴの赤色はどのようにしてできるのでしょうか?

それは・・

葉で光合成により作られたデンプンがブドウ糖に変わり、水に溶けて実の中に入り、フェニルピルビン酸に変化し、赤色の色素であるアントシアニンに変わる事により色づきます。

フェニルピルビン酸がアントシアニンになるための条件は紫外線と15〜20℃の気温が必要です。この条件にぴったり合うのが、日本では青森や秋田の秋期にあたるのです。



リンゴは中央アジアが原産で、日本には平安時代に中国から「和リンゴ」と呼ばれるものが伝わりました。
また、明治4年にはアメリカから「西洋リンゴ」として75品種が輸入され、定着しました。その後、様々に品種改良をされ、現在では7500以上の品種が栽培されています。


北米では冬の風物詩としてホットアップルサイダーという飲み物が定番です。

サイダーといっても炭酸飲料ではありません!
このサイダーは「搾りたて」という意味で、ホットアップルサイダーは、搾りたてのリンゴジュースにシナモンやクローブ、オレンジの皮などのスパイスを煮だして作るホットドリンクなのです。
日本でも、青森市浪岡で地域活性活動のひとつとして、ホットアップルサイダーを新たな名物にしようとしているそうです。

試しに作ってみました!



スパイスはシナモンとクローブを使いました。
シナモンは体を温める効果があり、クローブは体の調子を整える漢方薬として用いられていました。冷えた体を温めるのにはぴったりの飲み物ですね!

甘いリンゴジュースからスパイシーで甘酸っぱいホットドリンクに変身しました。