みかん

まんまるとした太陽のようなみかん。
冬はよく食べています。みかんは今まさに旬の果物です。



みかんはミカン科の常緑低木で、インド〜東南アジアが原産と言われ、その後中国で栽培され日本に渡来しました。

そして、日本で様々に品種改良が行われ、現在では約30種があるそうです。
その中でも一般的なものが温州(うんしゅう)みかん!

温州みかんは、中国の温州地区にちなんで、中国が原産かと思われがちですが、日本の鹿児島で見つかったと言われています。
現在は、品種名ではなく地域の名前をブランド名にして販売することが多いようです。例えば、愛媛みかん、有田みかん、三ケ日みかん・・・これらは温州みかんなのです。


みかんは風邪のときに食べるという人も多いのではないでしょうか。
ビタミンCが豊富にあるほか、気管支の筋をゆるめる作用があり、喉に関係した風邪に効果があるとされるシネフリンが含まれています。


また、熟した温州みかんの皮は、干して乾燥させ、1年置いたものを陳皮(ちんぴ)として、昔から漢方薬として用いられてきました。
この漢方薬には消化促進や食欲増進、風邪による喉の痛みや咳などに効果があるとされています。そのほかに、香辛料として七味唐辛子にも使用されています。


それではここで・・

☆おいしいみかんの見分け方
・へたの切りくち(直径)が小さい
・果皮の色が濃く張りのあるもの
・形が扁平で、皮のブツブツが小さくはっきりしている
・重みのあるもの
*果実が小さめで果皮が薄くてやわらかい方が糖度が高いといわれています。


☆みかんの保存方法
風通しが良く湿度がやや高く涼しい場所で保存しましょう(3〜8℃が適温)
*冷蔵庫に入れない方が日持ちします。


栄養素はサプリメントからではなく食事から・・と言われますが、旬のみかんはおいしいし、このことを実践するのにぴったりですね。