チョコレート工場

行ってきました!
さて、どこに行ったのでしょうか・・・?



キョロちゃんでお馴染の森永製菓の鶴見工場を見学してきました。



まずは、エンゼルホールという部屋に案内されました。
この部屋には森永製菓の歴史や過去のパッケージなどが展示されていました。

席につくと見学道具一式(髪用ネット、冊子)が置いてあり、さらに暖かいココアとお菓子を頂きました。



とても寒い日だったので、甘くて熱いココアがうれしかったです・・。
ココアとお菓子で身も心も温まったところで、冊子を元に森永製菓の歴史や事業内容、理念についてのお話がありました。


森永製菓は創業が明治32年、今年で111年になるそうです。

森永製菓は、創業者の森永太一郎氏が渡米した際、初めてキャンディーを口にした時にそのおいしさに感動したところから始まりました。
森永氏は、日本でもおいしくて体に良いお菓子を提供したいとの想いで、11年間アメリカでお菓子作りを学びました。
その後、帰国し狭い工場で西洋菓子を作り始めました。当初はマシュマロを作っていたそうで、欧米でマシュマロは「エンゼルフード」と呼ばれることをヒントに、森永製菓のエンゼルマークが生まれたそうです。

森永製菓では、「エンゼルマークがつけられた商品は常に最高の品質を備えていなければいけない」との理念から、徹底した品質管理を信条に、原材料から製造、保管、輸送、店頭までの一連の品質管理をHACCP(*)をベースに実行しているそうです。
*:食品の衛生管理手法のひとつで、従来の最終製品の抜き取り検査ではなく、連続して管理状態をチェックするというもの。詳細は財団法人 食品産業センターHACCP関連情報データベースを見てみてください。


お話の後は映像「お菓子のヒ・ミ・ツ」を鑑賞しました。(工場見学はまだまだ・・)
この映像で知ったお菓子の豆知識を二つご紹介します。

・ビスケットとクッキーの違いは?
どちらも主な原料は小麦粉と牛乳ですが、練り時間の違いによるグルテン量の違い、また、焼き時間の違いによって歯触りが違ってくるとのことでした。ビスケットはクッキーに比べて練り時間が短く、ゆっくりと焼き上げるため、サクサクした食感になっているのです。

・日本で初めてカカオ豆からチョコレートを作ったのは森永製菓
また、森永製菓は日本企業として初めてWCF(世界カカオ財団)に加盟したそうです。
さらに、「『1チョコfor1マイル』運動の推進―あなたの1個が子ども達の笑顔に―」というキャンペーンを行っており、チョコレート1個につき1円を寄付し、集まったお金で発展途上国の子ども達に栄養や教材を届ける、学校を建てるという活動に取り組んでいるとの事でした。


そして、いよいよ工場内に!
(写真撮影はNGだったので文章のみです)

まず、髪の毛用ネットをかぶり、全身エアシャワー、手洗い、乾燥、消毒をします。

この日はチョコレートの棟で「小枝」というお菓子の製造を見学しました。
鶴見工場にはチョコレートのベースとなる液を保管するタンクが8つあります。一つのタンクにつき15トン保管できるとの事で、すごい量ですよね。

工場内では主に、形になった「小枝」がベルトコンベアーで移動し、包装される様子を見ました。
ベルトコンベアー上の「小枝」に異常がないかは数種類の機械でチェックされていますが、さらに社員の方が一時間ごとに試食し、品質をみているとのことでした。


終始チョコレートの甘い香りが漂う工場でした♪

普段口にしているお菓子にもひとつひとつ歴史があり、お店に並ぶまで様々な工程を経ているのだという事に改めて気付きました。そんなお菓子を提供してくださる方に感謝し、今後もおいしく楽しくお菓子を頂きたいと思います。

森永製菓の皆さまありがとうございました!