5月29日は何の日?

5・2・9で・・ごにく・・ごんにく・・ごんにゃく・・こんにゃく!!

そんな語呂合わせから、1989年に日本こんにゃく協会と全国こんにゃく協同組合連合会が5月29日をこんにゃくの日に制定しました。
こんにゃく芋の作付けが5月に行われることと、本格的な夏が始まる前にこんにゃくの機能性を再確認してほしいという思いも込めているそうです。



こんにゃく芋サトイモ科コンニャク属)は、こんにゃく作りに適するくらいに成長するまで2〜3年かかるそうです。
大きなもので直径30cmほどになります。手軽に購入できるこんにゃくですが、出来上がるまでにこんなに長い時間がかかっているとは知りませんでした!

こんにゃくは、こんにゃく芋からグルコマンナンという食物繊維を抽出し、アルカリ性物質(水酸カルシウム水溶液)とともに加熱し凝固させて作ります。
グルコマンナンアルカリ性物質が加わることにより非水溶性に変わります。非水溶性だと、人間の消化酵素では分解できなくなり消化されずに腸に入ります。すると、腸内にたまって腸壁を刺激し、腸のぜんどう運動が活発になり、便通がよくなると言われています。
グルコマンナンの機能性の詳細は、独立行政法人国立健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性をご覧ください。


さてさて・・こんにゃくとひとくちに言っても種類は様々あります!板こんにゃく、玉こんにゃく、さしみこんにゃく、糸こんにゃく、粒こんにゃく、しらたきなど。

家庭でもっとも普通に使うのは板こんにゃくだと思います。板こんにゃくには白いものと黒くて粒々が入っているものがありますが、その違いは何でしょうか?
それは、こんにゃく芋をどういう形で使うかにあります。
こんにゃくに加工する際、生のこんにゃく芋をすりおろしたものを使う場合と、こんにゃく粉(精粉)を使う場合があります。精粉を使うと白いこんにゃく、生芋を使うと黒っぽくなります。
近年は精粉で作ることが多いようですが、昔ながらのこんにゃくを好む人も多いため、アラメやヒジキといった海藻の粉末を混ぜて作り、わざわざ黒っぽい色にしていることがあるそうです。
上の写真の黒いこんにゃくも、海藻粉末が原材料表示に記載されていました。


こんにゃくといえば、煮物やおでん、さしみ、きんぴら、・・・定番の和食メニューが思い浮かびます。みなさんのお勧めレシピありますか?ぜひ教えてください!

今回はさしみこんにゃくをいただきました。



また、こんにゃくを使ったゼリーもおなじみです。
カロリーが低く腹もちがいいため、ダイエット中のおやつとして人気があるかと思います。ですが、こんにゃくを使ったゼリーはゼラチンや寒天を使ったものよりも弾力があり、喉に詰まらせてしまう事故が起こっています。

ゼリーに関わらず、こんにゃくを食べる際には喉に詰まらせないようよく噛むようにしてくださいね!実は、さしみこんにゃくを食べる際、詰まりそうになりました・・・本当に要注意です。