濃縮還元ジュースとは?

みなさんはジュースと聞いて何を思い浮かべますか?
サイダー、コーラ、オレンジジュース・・・などでしょうか。オレンジジュースには果汁100%のものや30%のものもありますね。


実はJAS法上では、ジュースとは果汁や野菜の搾り汁のことで、100%ではないものは「ジュース」という名称で販売してはいけないことになっています。
果汁が10%以上100%未満のものは「果汁入り飲料」といい、「30%○○果汁入り飲料」というように、果実名や割合を表示しなければなりません。



写真. こちらは30%でした!


ジュース、果汁入り飲料のいずれも、「生」「フレッシュ」「天然」といった優良誤認を招くような用語は使えません。詳しくは「果実飲料品質表示基準」をご覧ください。


さて、果汁100%のジュースには、ストレートジュースと濃縮還元ジュースの二種類があります。


 


ストレートジュースは果汁をそのまま使ったものです。
濃縮還元とは、果汁の水分を蒸発させ1/4〜1/6程度まで濃縮し、製品化する時に水で希釈して元の濃度に戻したものです。

なぜそんな面倒なことをするのかというと・・
果実の収穫は普通年に一度ですが、その時期だけで一年分の製品を作ることはできません。そこで、果汁を濃縮して密閉保存することで(*)、年間を通して安価なジュースを生産できるのです。
*濃縮すると体積が小さくなるので管理が便利、そして濃度が高いほど保存性も高い。


確かに、ストレートジュースは少し高かったです。

味はどうでしょうか。飲み比べて確かめてみてください♪