夏はなぜだか麦茶がおいしい

夏は冷蔵庫に麦茶を常備している!という人が多いかもしれませんね。
なぜだか夏になると恋しくなる飲み物です。


麦茶は大麦を炒って煮出した飲み物で、麦湯とも呼びます。
麦茶は意外にも日本最古のお茶だそうで、緑茶が伝来する少し前の平安時代、貴族の間で飲まれていました。江戸時代には、喫茶店のように麦茶を飲ませる店が登場し、一般家庭で普通に飲まれるようになったのは、明治時代に入ってからです。

現在はティーバッグもあり、手軽に麦茶を飲む事ができますね。ティーバッグにしてある麦茶は、原料の麦を炒ったあと挽いてあります。



こちらは挽いていない、丸い粒状の麦茶です。早速煮出してみようと思います。

麦茶の香ばしい香りがしてきました♪

この麦茶のいい香りは、大麦に含まれるアミノ酸とでんぷんから加熱によって数種類の香り成分ピラジン類が生成され、それらが組み合わさったものです。

多くのお茶にはカフェインが含まれていますが、麦茶はノンカフェインです。そのため、多めに飲んでも目がさえたりすることもなく、妊婦さんや幼児にも適した飲み物なのです。

さて、出来あがりました♪



香ばしくて後味さっぱりです。


最後に麦茶に関する注意点をひとつ。
麦茶はたんぱく質やでんぷんを多く含んでいますので、細菌が繁殖しやすい環境になっています。作った麦茶はなるべく早めに飲むようにしましょう!