お茶

お茶の栽培方法-玉露、てん茶、かぶせ茶-

下の写真を見てみてください。これは抹茶のもととなる茶葉です。 こちらは碾茶(てんちゃ)といい、飲んでびっくりの甘いお茶です。 碾茶自体はなかなか入手しにくいものですが、碾茶を粉状にしたものは皆さんおなじみの抹茶です。 ちなみに、健康食品のよう…

静岡の八十八夜新茶を味わう

5月26日、静岡県主催「静岡八十八夜新茶を味わい、お茶と健康を考えるセミナー」が開催されました。 会場に入ると掛川新茶の冷茶が振る舞われました。そして、静岡県の川勝平太知事から挨拶がありました。始まりはなんと歌から!♪夏も近づく八十八夜〜野にも…

ルイボスティー

見た目は烏龍茶、焙じ茶、紅茶のような・・・。 こちらはアフリカのお茶、ルイボスティーです! 最近は日本でもよく見聞きするので、飲んだことのある方もいるのではないでしょうか。ルイボスティーは、マメ科の低木(0.5〜2m)のAspalathus linearisの葉を…

ふじのくに山のお茶100選

先日、「ふじのくに山のお茶100選」の展示会に行ってきました。 私たちが展示会に行った3月11日は東北地方太平洋沖地震が起こった日でした。被災地の一日も早い復興を願い、この場をおかりして心よりお見舞い申し上げます。 「ふじのくに山のお茶100選」とは…

ほろ苦くておいしい抹茶

本格的に寒くなってきましたね。茶釜でぐらぐらお湯を沸かせた茶室で抹茶を飲んでほっとしたいものです。このような本格的な抹茶は少し贅沢な想像ですが、最近はお店で気軽に楽しむこともできます。抹茶味のチョコレートや抹茶ラテというものもありますね。 …

お茶の品種

みなさんはお茶を飲むときに品種を意識したことがありますか? 今回はお茶の品種についてのお話です。お茶はツバキ科の多年生植物です。世界中で栽培されていますが、その品種は大きく中国種とアッサム種に分けられます。日本では中国種のお茶、およそ100…

日本の紅茶

紅茶の産地はインドやスリランカなどが有名ですが、実は日本でも生産されています! 歴史は意外と古く、明治に遡ります。明治維新期に、生糸と並んで茶葉はおもな輸出物のひとつとして期待されていました。 しかし、当時は多くの国(アメリカ以外)において…

秋からは番茶

寒い朝を迎えるようになるこの季節・・番茶をよく飲んでいます。そもそも番茶とは、煎茶を作る工程で取りのぞいた葉や茎や、一度収穫したあとに遅れて伸びてきた硬い葉を原料として作られます。この中でも秋冬番茶(しゅうとうばんちゃ)は季節モノのお茶で…

秋に新茶?

春に新茶についてご紹介しましたが、秋にも新茶があります! 秋の新茶は摘み取ったばかりの茶葉というわけではなく、春の茶葉を熟成させたものです。見たことありますか・・? 本来、新茶とは八十八夜に摘み採られたもののことです。 熟成茶は、この茶葉を最…

セパレートティーが二層になる理由

まだまだ暑い日が続くそうですね。こんな日に、手持ちの紅茶をアレンジして、グレープフルーツティーを作ってみようと思います! 作り方(一人分)は・・ (1)ポットにティースプーン山もり一杯の茶葉と熱湯約40mlを入れ、3〜4分置きます。 (2)ティ…

日本のミント

蒸し暑い毎日・・気分だけでも涼しくさわやか〜になるためのお話をします!すーっとさわやかと言ったらミントが頭に浮かびます。ミントはシソ科ハッカ属の植物です。ミントと言えば、ペパーミントやスペアミントなど西洋のもののイメージがありますが、実は…

夏はなぜだか麦茶がおいしい

夏は冷蔵庫に麦茶を常備している!という人が多いかもしれませんね。 なぜだか夏になると恋しくなる飲み物です。 麦茶は大麦を炒って煮出した飲み物で、麦湯とも呼びます。 麦茶は意外にも日本最古のお茶だそうで、緑茶が伝来する少し前の平安時代、貴族の間…

ダージリンファーストフラッシュ

ダージリンティーはウバとキーマンと並ぶ世界三大紅茶のひとつです。今の季節、ダージリンファーストフラッシュという言葉を聞きませんか?ダージリンティーは、インド東北部(中国とネパールの国境近く)のヒマラヤ山脈のふもとにある、ダージリン地方で採…

花咲く春の工芸茶

工芸茶って聞いた事ありますか? 工芸茶とは、手作業でひとつひとつ集めた茶葉を糸で縛り、その中に花を入れて丸くした中国のお茶です(花が入っていないものもあります)。見た目はまるで毬のよう! お茶自体は以前ブログでもご紹介したさんぴん茶(ジャスミ…

新茶前線

いよいよ新茶の時期がやってきます!まだ少し早いのでは?と思う方もいるかもしれませんが、実は沖縄や屋久島、種子島からはすでに新茶が届いています。 写真. 沖縄新茶のさえみどり 新茶とは、その年の一番初めに育った新芽から作ったお茶のことで、その時期…

紅茶にレモンを入れると・・

おいしいレモンをいただいた事を思い出し・・いつも飲んでいる紅茶にアクセント♪レモンティーにしてみようと思います! 諸説はありますが、レモンティーの始まりは20世紀の初め、アメリカのレモン農家で生まれたそうです。ある時、何気なくレモンを浮かべて…

閲覧数トップ5の記事(3)

生活環境研究所ブログは、毎月18日を(勝手に)振り返りの日としています! この一ヵ月間によく読まれた記事をご紹介し、まだ読んでいない方にも読んでもらいたいと思っています。 まずは、2〜5位を・・2位:「しいたけの『原木』と『菌床』」 昨年12…

紅茶を冷やすと濁る理由

段々と暖かくなってきましたね。桜が街を彩る日はもうすぐです♪数日前のある寒い日、温まろうと思い、紅茶を淹れ、飲みきれなかったので冷蔵庫に入れておいたら・・・知らない間に濁ってしまいました。こんな経験ありませんか? → 写真.(左)淹れた直後、…

様々なお茶の香り

桜の香りがする緑茶を見つけました。 購入したお店の方によると、この緑茶は香料などを使って香りをつけているのではなく、茶葉自体に桜の香りがするというもので、やぶきた茶の一種だそうです。お茶には様々な成分が含まれています。アルコール、フェノール…

紅富貴(べにふうき)茶

近年、花粉が飛びはじめるのこの時期になるとよく聞く「べにふうき茶」。 べにふうきは、独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構(NARO)の野菜茶業研究所が育成したお茶で、1993年にその品種名が登録されました。 べにふうきは漢字で書くと、紅富貴。…

さんぴん茶(ジャスミン茶)

沖縄のお土産にさんぴん茶を頂きました。 さんぴん茶とはジャスミン茶(中国の花茶の代表的なもの)の事で、沖縄でよく飲まれています。 中国でジャスミン茶をさす香片茶(シャンピェンチャー)がなまり、さんぴん茶と呼ばれるようになったと言われています…

ほうじ茶でほっこり

ほうじ茶は日本茶の一種で、煎茶や番茶、茎茶を火で焙じて出来たお茶を指します(再加工茶といいます)。お茶屋さんの前を通った時、ほうじ茶の香ばしい香りがしてきた経験はありませんか?あの香りは、茶葉の中にあるアミノ酸と糖、カテキンが火を加える事…