良くない食べ合わせ?

みなさん、普段の食事で「食べ合わせ」というものを気にしていますか?

最近は食べ合わせダイエットなどというものが出てきているようです。食べ合わせによってどれだけのダイエット効果があるのかは分かりませんが・・。
ダイエット中の人は、ラーメン+炒飯よりラーメン+サラダの方がよさそうではありますが、流行している食べ合わせダイエットはきっとそういうことを言っているのではないのでしょう。
ダイエットのことについては今回は置いておいて、中には健康のために本当に気を付けた方がいい食べ合わせがあり、それについて書きたいと思います。


医薬品と食品の食べ合わせです。

例えば次の食べ合わせがあります。

●乳製品+一部の抗生物質
これは良くない食べ合わせとして有名かと思います。乳製品によって抗生物質の有効成分の吸収率が低下し、効き目が小さくなります。
薬は水で摂取する、ということは原則です。風邪のときヨーグルトを食べたい・・という方がいるかもしれませんが、薬を服用する時間とずらして食べれば大丈夫です。


グレープフルーツジュース+カルシウム拮抗剤
カルシウム拮抗剤は、高血圧の方に処方される薬です。グレープフルーツの成分が薬を代謝する酵素の働きを抑えるために、薬が効き過ぎ、血圧が過度に減少してしまいます。
このような薬を服用する期間中は、グレープフルーツやそのジュースを摂ることは避けた方がいいでしょう。


●カフェイン+消化性潰瘍治療薬
カフェインはコーヒーだけでなく、緑茶や紅茶にも含まれます。胃が荒れている方に処方される消化性潰瘍治療薬と一緒にカフェインを摂取すると、おう吐や胃腸障害、めまいなどが起きてしまうことがあります。


「どの程度時間をずらせば大丈夫か?」「どのくらいなら食べても大丈夫か?」などの詳細について、また、このほかの医薬品と食品の食べ合わせについては、医師や薬剤師に確認するようにしてください。


ところで、「良くない」食べ合わせとして、うなぎ+梅干しが挙げられることがあります。
うなぎの脂っぽさと梅干しの酸味がどちらも胃腸への刺激が強く、消化不良を起こしやすい、ということのようです。しかし、このことは言い伝えのようなもので、うなぎと梅干しを同時に摂取したら、それらに含まれている成分が作用し合うなどをして消化不良になるシステムがある、ということではありません。


以上は健康にとっての食べ合わせでしたが、おいしさに視点を移すと、人それぞれの好みによって、おいしい食べ合わせやおいしくない食べ合わせがありますね。
例えば、酢豚にパイナップルはおいしいという人もいればいやだという人もいます。そのほかは、ポテトサラダのリンゴ、冷麦のさくらんぼ・・。
・・なんだかおかずの中のフルーツは許せるか否か?という話になってしまいました。

おいしい食べ合わせについてはこれからも日々探求していきたいと思います!