セパレートティーが二層になる理由

まだまだ暑い日が続くそうですね。こんな日に、手持ちの紅茶をアレンジして、グレープフルーツティーを作ってみようと思います!


作り方(一人分)は・・
(1)ポットにティースプーン山もり一杯の茶葉と熱湯約40mlを入れ、3〜4分置きます。
(2)ティースプーン一杯くらい、「少し多いかな?」と思うくらいの砂糖を加え、溶かします。
(3)氷の入ったグラスに紅茶をそそぎます。さらにグレープフルーツ果汁をゆっくり静かにそそぎ、できあがりです!

ポイントは、普通よりかなり濃い目の紅茶に多めに砂糖を加えること、グラスには先に紅茶をそそぐこと、その上からジュースをゆっくりそそぐことです。


見た目もさわやか〜なアイスティーの完成です♪



きれいな二層になりました!


このように二層になる理由には紅茶とジュースの糖度の違いが関係しています。
糖度が高いほど比重(*)が大きくなり、二つの溶液を混合した場合、より比重の大きい方の溶液が沈むのです。
*比重とは同体積の真水と比べた溶液の重さのこと


今回は、砂糖をたくさん加えた紅茶の比重がグレープフルーツジュースより大きくなったため、紅茶が下になりました。砂糖を少ししか加えなかったら、ジュースが沈んできてしまいました。

お店でアイスカフェオレを頼むと、牛乳が下、コーヒーが上にくっきりと分かれていることがあるのは、セパレートティーと同様に比重の違いがあるからです。


この現象を利用し、おもしろい飲みものを作ってみると楽しそうです♪お客さまのおもてなしにもいいかもしれません。

ちなみにセパレートティーの味は、紅茶が甘すぎるかな・・?と思ったのですが、飲む前によく混ぜると、グレープフルーツの酸味がきき、さっぱりとおいしかったです!