食の安全に関するおすすめパンフレット

このブログではこれまで、残留農薬食品添加物、遺伝子組換え作物、食中毒など、食の安全に関する情報をご紹介してきました。

こうした情報は、いくつかの行政機関や企業、関連団体などからも出されており、なかにはパンフレットを作成しているところもあります。そのほとんどは各サイトにおいて、無料で閲覧、印刷できるようになっています。
ということで、今回は食の安全に関するパンフレット(特に子どもと一緒に見られるようなもの)をいくつかご紹介します。


「どうやって守るの?食べ物の安全性」食品安全委員会
食品安全委員会は、日本の食の安全を守るための機関のひとつです。ここには専門家で構成された調査会がテーマごと(残留農薬食品添加物、遺伝子組換え作物、食中毒など)にあり、それぞれのリスクが科学的に評価されています。
パンフレットでは、主に食の安全性の考え方や、食品安全委員会の行っている仕事についてまとめられています。


「科学の目で見る食品安全」食品安全委員会
こちらも食品安全委員会が作成しました。中学校技術家庭用副読本という位置づけです。上のものと同じく食の安全性の考え方について説明されていますが、より詳細になっており、農薬や添加物、食中毒について個別にまとめられています。
大人の方にもぜひ読んでほしいパンフレットです。


「テンカちゃんの豊かな食卓」日本食品添加物協会)
テンカちゃんというキャラクターが身近にある食品添加物について分かりやすく紹介するというスタイルです。毎年改訂されているそうです。漢字にはふりがながふってあり、イラストで図解してあるので、小学校四年生くらいの子どもなら一人でも理解できると思います。
詳細については大人用パンフレット「もっと知ってほしい食品添加物のあれこれ」もあります。こちらもごく分かりやすくまとめられています。


「正しく知ろう!食の安全 食中毒を防ぐ」【PDF】厚生労働省
実は食の安全において、残留農薬や添加物などよりも気をつけるべき問題があり、それが食中毒です。
調理法や食品の保存法によって多くの食中毒は防ぐことができますが、子ども自身が実践するべきポイントもいくつかあります。正しい手洗いの仕方や細菌の豆知識についてまとめられたこのパンフレットは小学校高学年用です。


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また、子ども用のページを持っているサイトもあります。
こうしたページは子どもの学習にはもちろん、大人の方の「ちょっと調べてみよう」という気持ちに応えるような基本的、かつポイントとなる内容が収められています。


「キッズボックス」食品安全委員会
上でご紹介した食品安全委員会のパンフレットもこのページに掲載されていますが、そのほかにも「ペットボトル、飲み残しに気をつけよう!」や「学校でトイレに行けますか?」など、テーマごとのシートがあり、印刷できるようになっています。


「キッズステーション」農林水産消費安全技術センター
農林水産消費安全技術センターは、食品表示の規則違反や偽装などがないかを調べるために食品の分析を行っている機関です。
消費者への情報提供も熱心です。この「キッズステーション」では、食に関するクイズや食品表示の見方などがまとめられています。
大人用ですが、「食のQ&A」は、食に関する様々な豆知識が掲載されている楽しいコーナーです。