栗の季節
コロンとした栗は今まさに旬の果物です！
・・果物？？
農林水産省の分類では（＊）、栗は果物に分類されています。他に意外なものでは、スイカやイチゴは野菜、など。
＊この分類において果実とは、木になる実のように永年的に生産されるものとされています。
栗の歴史は古く、青森にある縄文時代（約五千年前）の遺跡からも出土されています。
平安時代には京都の丹波で栽培され始め、徐々に栽培地域が広がっていきました。この頃は非常に高価で、庶民には手の届かない食べ物だったそうです（今では考えられないですね・・）。
栗は大きく分けて、日本栗、中国栗、西洋栗、アメリカ栗の四つに分けられます。栗のお菓子として天津甘栗とマロングラッセ（＊）が思い浮かびますが、前者には中国栗を、後者には西洋栗を使います。
＊マロングラッセとは、ゆでた栗をシロップに漬け、味をしみ込ませ、煮詰めたシロップを塗ったものです。
一粒一粒は小さい栗ですが、栄養素としてはカリウムやリン、食物繊維が豊富に含まれています。
旬の時期に栗を食べてみましょう！
おいしく食べるポイントは、収穫したばかりのものは2、3日室温に置いておくということです。でんぷんの一部が糖に変わり風味が良くなるそうです。自分で拾った栗を食べるときは試してみてください。
ただし、スーパーで購入したものは（おそらく収穫して数日たっていると思うので）、新聞紙などに包んで冷蔵し、できるだけ早く食べるようにしましょう。生の栗は水分量が多いので腐りやすいのです。
☆マロンミルクティー＜1人分＞
（１）温めたポットに茶葉をスプーン二杯分ほど入れ、熱湯（80ml）を注いで2、3分蒸らします。
（２）沸かした牛乳（80ml）を加え、さらに2、3分置きます。
（３）マロングラッセ一粒を入れておいたティーカップにミルクティーを注ぎます。できあがりです♪
今度は生の栗を、栗ご飯にしたりゆで栗にしたりして、秋を楽しみたいと思います！
