コーヒーの時間

目覚めの一杯にブラックで、一息つきたいときはたっぷり牛乳を入れてカフェオレに、たまには濃いエスプレッソで・・。コーヒーは生活に欠かせない存在だという方は多いのではないでしょうか。



今回はコーヒーのお話、カフェオレとカフェラテの違いについてご紹介します。


☆カフェオレとカフェラテの違い

どちらも牛乳が入っているカフェオレとカフェラテ。お店によっては、両方メニューに載っていることもありますよね(値段は大体カフェラテの方が高い)。


この二つの違いをご存じですか?

まず、発祥の地が異なります。カフェオレはフランス、カフェラテはイタリアで開発された飲み物です。

フランス語でカフェオレは、café au laitと書き、laitは牛乳を意味しています。
この言葉の通り、カフェオレはコーヒーに温めた牛乳を混ぜた飲み物です。その比率は一般的には1対1です。
カフェオレを注文すると既に混ぜられたものが提供されることが多いですが、お店によってはコーヒーのポットと牛乳のポットが別々に出され、テーブル上でそれぞれカップに注ぎ、スプーンで混ぜ合わせるというスタイルもあります。

一方でカフェラテは、イタリア語でcaffè latteと書きます。latteはやはり牛乳を指しています。
こちらはコーヒーではなくエスプレッソを用います。カフェラテは苦いエスプレッソに蒸気で温めた牛乳(スチームミルク)をたっぷりと混ぜた飲み物です。カフェオレよりも牛乳の量は多く、その比率は1対4です。


エスプレッソに牛乳を混ぜたものといえば、カプチーノも思い浮かびます。
ですが、カプチーノはスチームミルクのほかに、泡立てた牛乳(フォームミルク)も加えます。それぞれの割合はお店によって異なりますが、1対1対1や、フォームミルクがより多めというのが一般的です。

カフェラテも表面が泡立っているように見えますが、これはフォームミルクを加えているわけではなく、エスプレッソの特徴である「クレマ」というクリーミーな泡です。クレマはコーヒー豆に含まれる二酸化炭素ガス、炭水化物、たんぱく質、フェノール性成分、色素によって作りだされます。

カプチーノもカフェラテと同様、イタリア発祥の飲み物です。イタリアのカフェ(バールと呼ぶ)にはバリスタがいて、おいしいエスプレッソやカプチーノを淹れるプロとして活躍しています。最近は日本でもカプチーノが自慢のお店が増えていますね。


おいしいコーヒーが飲みたくなってきました!