干しいもはいかが?

今日はクリスマスイヴ!イチゴのケーキもいいですが、熱ーいお茶と干しいもの組み合わせはいかがですか?


干しいもは、蒸したさつまいもを薄切りにし、乾燥させたものです。

さつまいもは国内では九州が栽培の始まりであった野菜ですが、干しいもは静岡で生まれた食べ物です。
静岡にさつまいもが伝わった経緯にはあるドラマがあります。
それは1766年のこと。静岡の沖で遭難してしまった薩摩の船がありました。ところが船は運よく静岡の人に助けられました。薩摩の船乗りは助けられたお礼にと、さつまいもの栽培方法を教えたのです。

このときからおよそ60年後、静岡でさつまいもを利用して干しいもの原型となる食べ物が作られました。

さらにその後、干しいも作りに気象が合っていた茨城でも作られるようになりました。現在では販売されている干しいものほとんどは茨城県産だそうです。



今回購入したのも茨城県産でした。

干しいもに旬はあまりなさそうですが、秋に収穫したさつまいもで製造された干しいもは11月末から12月の今の時季に売られ始めます(干す期間は大体一週間程度)。

スーパーではさつまいもの中でもべにあずまや鳴門金時をよく見ますが、干しいもに多く使われるのは、たまゆたかという品種です。たまゆたかは、干したときに甘味がよく出るという特徴があるそうです。


ところで、干しいもについている白い粉。これは、さつまいもの糖分が結晶化したものですので、安心して食べてください。干し柿の白い粉と同じようなことですね。



軽くオーブントースターで焼くと香ばしくなり、甘さも増すのでおすすめです。素朴な干しいもを渋めのお茶とともにいただきます♪

ちなみに、焼きいもについてはこちらでご紹介しています。