日持ちのする食べ物

東日本大震災の影響で、関東のスーパーで食料品や生活用品の買いだめが起こっています。
しかし、被災地ではない場所で買いだめをすることは、被災地へ届ける物資が少なくなってしまうことにつながります。
3月14日に蓮舫消費者担当大臣は、「生活関連物資は安定供給できるだけの十分な量・蓄えがあることから、各ご家庭において適時適切に、本当に必要なものだけを買っていただき、買い占めに走らないよう、冷静な行動をお願いしたい。」というコメントを出しています。(詳細はこちら
みんなが買いだめを控えればそれだけ普通に近い生活が送れます。


参考として、比較的日持ちがする食べ物をいくつか挙げてみます。

・乾燥したもの(乾きのこ、切干大根、ドライフルーツ、乾めん、乾ワカメ、豆類など)
・砂糖漬けのもの
・塩漬けのもの
・酢漬けのもの
・燻製のもの
・冷凍したもの
・密閉包装してあるもの
・じゃがいも(暗所で数ヵ月保存できる。理想的な温度は7〜10℃。温度が高すぎると、また、光にあたると芽が出てしてしまうので注意。)
・たまねぎ(風通しのよい暗所で数ヵ月保存できる。ただし、新たまねぎは水分が多いので長期保存はできない。)
・カボチャ(カットしていない状態で風通しのよい冷暗所で数ヵ月保存できる。カットしたものはワタを取り除き、冷蔵庫で一週間程度保存できる。)
・りんご(涼しい場所で数週間保存できる。)
・柑橘類(皮が厚く追熟するので、涼しい場所で比較的長持ちする。)
・バナナ(室温で保存できる。茶色い斑点がたくさん出てきた頃が甘くておいしい。)
・牛乳は低温殺菌より普通のもの(低温殺菌乳は殺菌のための温度が低いので、保存性が高くない。)
・チーズはナチュラルチーズよりプロセスチーズ(プロセスチーズは加熱殺菌しているので、保存性が高い。)
・ハムは無塩せきより普通のもの(無塩せきのハムには保存性を高める亜硝酸塩が入っていない。)

ただし、妊婦さんや乳幼児、高齢者など抵抗力の弱い方はできるだけ長期保存したものは避ける、あるいは加熱できるものであれば食べる前によく加熱をすることを心掛けた方がいいかと思います。

また、お米も買いだめされ品薄状態になっているようですが、家にある程度余っている方はあわてて買わなくても大丈夫です。
農林水産省のプレスリリースによると、「産地には十分な量のお米がありますので、流通の混乱の回復に伴い、現在の店頭における品薄な状況も回復していきます。」とのことです。