秋からは番茶

寒い朝を迎えるようになるこの季節・・番茶をよく飲んでいます。

そもそも番茶とは、煎茶を作る工程で取りのぞいた葉や茎や、一度収穫したあとに遅れて伸びてきた硬い葉を原料として作られます。

この中でも秋冬番茶(しゅうとうばんちゃ)は季節モノのお茶です。
お茶は摘まれる季節ごとに名前が異なり、春から順に一番茶(新茶)、二番茶、三番茶、秋冬番茶と呼びます。9〜10月に行われるお茶摘みは、来年の春に向けてお茶の木を整えることと、その茶葉を使って秋冬番茶を作るという二つの目的があるのです。



番茶というと、下級のお茶でおいしくないのでは・・と思われがちですが、そんなことはありません!
茶葉の特徴に合わせて淹れ方を変えれば、茶葉の持ち味を生かしておいしくいただくことができます。


☆おいしい番茶の淹れ方
・急須と茶碗にお湯を注ぎ、温めておく。
・急須のお湯をすて、茶葉(一人分3gが目安)を入れる。
・熱湯を直接急須に注ぎ、30秒浸出させる。
・お茶碗にまわしながら注ぐ。


高級な煎茶はぬる目のお湯を使いますが、番茶は熱湯でも大丈夫なので、お湯をさます時間が必要ありません。寒い時にすぐ飲める、冬にぴったりのお茶です。
素朴な番茶の味は、昔ながらのお菓子とも相性がいいのです!かりんとうやおまんじゅう、お団子、お煎餅などと一緒にいただくとほっとしそうです。

番茶はカフェイン量が少ないので、子どもでも飲みやすいお茶といえるかもしれません。家族一緒にお茶で一息ついてはいかがでしょうか♪


お茶は四季折々で上級煎茶から番茶まで、幅広い種類があります。摘む時期や品種、産地によっても味は異なるので、ぜひ飲み比べてみてください。飲み比べといえば、昔は京都のお茶が「本茶」、そのほかのお茶は「非茶」と呼ばれ、この産地の違いを当てる遊びが行われていたそうです。


さて・・購入した秋冬番茶を淹れてみました!



みずみずしい緑の香りがしました。さっぱりとしていて飲みやすかったです。みたらし団子と合いそう♪

今度は水出しでいただこうと思います。