ハーブを使おう!

みなさんはハーブを料理に使いますか?

一般的にハーブとは、ヨーロッパの薬草やスパイスなどとして使われる植物をさします。
ハーブというと、なんとなく特別なもののように感じてしまいますが、シソやミョウガなどの薬味は日本のハーブと言えそうです。

ハーブはおよそ500年前から薬として利用されていましたが、現在は食用として、料理に香りを付けるものとして広く使われています。少量でもしっかりと香りがつくのが特徴です。

薬としても使われていたくらいなので、ハーブは使い方によっては薬効を得ることができます。
中には毒性の強いものもあります。例えば、妊娠中はセージなどの精油やアルコール抽出物、葉の摂取は避けた方がいいと言われています。使いたいハーブがある場合は、事前に国立健康・栄養研究所素材情報データベースで安全性を調べておくといいでしょう。


日本でもよく使われる外国のハーブと言えば、パセリ、バジル、タイム、セージなどでしょうか。これらは植物の葉の部分をハーブとして用います。



こちらはセージです。
シソに似ている・・?セージはシソ科の植物です。
セージ抽出物には抗菌成分や抗酸化成分が多く含まれており、民間療法薬として使われています。
また、セージはイタリアやアメリカで肉料理によく使われています。肉の臭みを消すとともに、肉の風味とよく合い、おいしさを引き立てる役割があるのでしょう。セージはソーセージの語源になったとされています。


その他、花の部分を使うものもあります。カモミールローズマリーなどです。



こちらはローズマリーです。
ローズマリーは、地中海地方に自生する低木で、葉は硬くとがっており、松の葉に似ています。
独特な強い香りがするのが特徴です。ローズマリーもセージと同様に、南フランスやイタリアでは伝統的に肉の風味づけによく使われています。


お次は・・白と黄の色合いがかわいいこのお花。何でしょうか?



こちらはカモミールです。日本ではカミツレとも呼ばれています。
カモミールはキク科の一年生植物です。
ハーブティーとしてよく使われていますね。イギリスの童話「ピーターラビット」で、うさぎのピーターが具合を悪くしたときにお母さんが作ってくれるのもカモミールティーです。
カモミール抽出物には、神経を鎮めリラックスさせる作用があるとされています。

早速、摘み取ったカモミールを乾燥させてハーブティーにしてみます♪




乾燥したカモミールに熱湯を注ぎ、3分くらい置きます。花をこしてカップに注いだらできあがりです。


多くのハーブは5月から初秋が旬です。
普段は注目されることがあまりないハーブですが、料理の幅を広げてくれる頼もしい存在なんです!