らっきょうを漬けてみます(1)

今年もらっきょうの季節がやってきました。
5〜6月がらっきょうの旬です。今は野菜の多くは季節を問わず出回っていますが、らっきょうはこの季節限定!



らっきょうはユリ科の植物で、私たちは養分の貯蔵器官である鱗茎(りんけい)という部分を食べています。
土の中に埋まっているので根だと思っていた人も多いかもしれませんね。らっきょうの根は、お尻の方(芽先と逆の方)から出ているひげのような部分です。
ほかに鱗茎を食用としている野菜には、タマネギやニンニクがあります。


買い込んで、日持ちのする漬けものにしませんか?梅雨や夏の食欲がわきにくい時期にうれしい一品になります。

らっきょうはまず、塩漬けにしてから本漬け(甘酢漬けや醤油漬けなど)にします。今回は塩漬けのやり方をご紹介します。注意点はらっきょうを買ったらその日のうちに漬けること!芽が伸びない方がおいしいです。


●材料と道具
・らっきょう 1kg
・酢:水=1:2の酢水に塩100gを加えたもの らっきょうが浸かる量
・漬ける容器(ビンなど)


●手順
(1)手早くらっきょうを洗い、ザルにあげ水気を切ります。
(2)根と芽を少し切って(深く切らない)、薄皮をむき、ビンに入れます。
(3)漬け液を注ぎます。

(4)全体をかき混ぜ、らっきょうが液から出ないように重し(ビニール袋に包んだ缶ビールなど適当に)をします。
(5)密閉し、冷蔵庫の野菜室などに10日間置きます。


これで塩漬けはできあがりです。塩漬けをしただけでも食べられるそうですが、その場合は薄い塩水に5〜6時間漬け、塩抜きをしてください。
後日、甘酢漬けの作り方を追ってご紹介します!